開館時間は午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)、観覧料は大人100円(高校生以下無料)、民俗民芸村7館共通券も利用できる。
密田家は江戸時代から売薬業を営み、全国各地に懸場を持ち、昭和初期まで商売を行っていた富山を代表する売薬商家。明治期以降は銀行業などにも商売を広げ、富山の経済基盤を担ってきたことが知られている。この密田家の江戸中期に創建されたと伝えられる土蔵には富山の売薬業に関する貴重な資料が保存されていたが、平成13年に同売薬資料館に移築され、今年で20周年を迎えることから、企画展では改めて密田家の売薬業の歴史を紐解き、それらを物語る資料を展示。同資料館では「土蔵の佇まいや密田家の売薬業の歩みを感じ取ってほしい」としている。
なお会期中の8月29日と9月12日(いずれも日曜日)には、同館学芸員が蔵と資料の解説を行う。時間は午前10時30分からと午後1時30分からの2回(30分程度)。